深井・加藤歯科医院 土屋有花 歯科衛生士

2021年3月に明倫短期大学専攻科口腔保健衛生学専攻を修了し、2021年4月に新潟市西区の深井・加藤歯科医院に歯科衛生士として勤務しています土屋有花さん。専攻科へ進学した理由と経験、深井・加藤歯科医院で実際にあった歯科衛生士の力を感じられる症例について講演していただきました。

就職した現在、専攻科へ進学して良かったと思うことが3つあったそうです。

一つ目は、歯周病認定歯科衛生士に興味が湧き、将来のビジョンを持って就職できたこと。専攻科の授業では、ホワイトニングや摂食・嚥下、歯周病など色々な分野をより詳しく学べて、それぞれ相互実習や学外での実習もあり、実践的な知識も得ることができます。その中でも歯周病の授業を通して、より歯周病の分野により興味が湧き、専門性を持って極める歯周病認定歯科衛生士への興味が深まったようです。

二つ目は専攻科修了間近まで附属歯科診療所での臨床実習ができたこと。歯科衛生士免許を持った状態で十分に実習してから就職できたことで、就職後のアシスト業務に対する不安が削減されたようです。専攻科生としての実習では余剰セメントの除去や仮封材の充填、スケーリングなど、患者さんの口腔内で実践的な経験が積め、出来ることが増えた状態で働き始めることが自信につながっています。

三つ目は学位論文を作成したこと。論文を書くということは想像通り大変でしたが、担当してくださった先生が分からないことをしっかり教えてくださり支えてくださり、ほとんど使用したことがなかったパソコンを使いこなせるようにり喜びを感じていました。

歯科衛生士学科3年生に伝えたいこと

歯科衛生士は、やりがいのある素晴らしい職業であるということ。経験の浅い歯科衛生士でも、患者さに感謝され、人の役に立てたかなと嬉しくなる瞬間があります。

また、自分がどんな歯科衛生士として働きたいかを少し考えて、できるだけ多くの歯科医院を見学し、歯科医院の方針、雰囲気、スタッフの人間性を観察し、自分との相性を考えてください。

最後に、国家試験前にゆっくり勉強に専念できる時間は、今しかないです。勉強していると、歯科衛生士になるための必要な知識かなと思うこともありますが、実際に働いていると、どんな知識も無駄にはなりません。むしろ知識は多く持っていた方が役に立ちます。全員で国家試験合格できますよう、友達と支え合って頑張ってください!

学生アンケート結果(抜粋)

  • 専攻科に進んで歯周治療に興味を持ち、自分で患者さんを治したいという意識を持ち認定歯科衛生士になるという目標を持っていて、とてもカッコいいと思いました。実際の口腔内写真を使い症例を見せてくださり、すごく歯科衛生士としてやりがいを感じられる歯科医院だと感じました。
  • 自分がどうゆう気持ちで働いているか、興味のある分野に向けてどのように働いているかなどを聞けたので良かったです。働いてからも勉強し続けることが大切だと改めて感じました。
  • 明倫附属歯科診療所での臨床実習の際に、沢山お世話になった土屋先輩が歯周病治療専門の歯科医院でやりがいを感じながら勤めていらっしゃるというお話をお聞きして、私も目標や勉強したい分野を見つけたいと思いました。
  • 自分の中で学びたい分野を確立して進路を決めたり、就業先を選んだりしていることがとても参考になりました。
  • 歯科衛生士として誇りを持って日々励んでいる姿や、実際に症例を挙げて、歯周治療の大切さを説明して下さり、とても勉強になりました。
  • 歯周病に特化した歯科医院の仕事内容について聞く機会がなかったので、就業先選びに参考になりました。