まもる歯科 渡辺絵水 歯科衛生士

2017年3月に明倫短期大学歯科衛生士学科を卒業し、2017年4月に新潟市中央区の歯科医院に歯科衛生士として勤務。在職中には歯科衛生士主任として活躍され、結婚を機に退職。2022年4月よりまもる歯科に就職し、歯科衛生士を続けている渡辺絵水さん。新潟県内で働く魅力と、覚えておくと役に立つ新人歯科衛生士の心構えについて講演していただきました。

佐渡金山のある佐渡市相川の歯科医院「まもる歯科」では、来院される患者さんだけでなく、小児からお年寄りまで、皆さんのお口の健康を守りたい目標を掲げ、一般歯科診療の他に「インプラント」などの高度先進医療に加えて、施設やご自宅に伺って診療する「訪問診療」、乳幼児健診や小学校の講話・歯磨き指導を行なっています。

日々の歯科衛生士業務は、アシストからTeC製作、スケーリングやルートプレーニング、PMTCやメンテナンス、口腔内写真撮影から患者さんにあったTBIやブラッシング指導、初めて来院した患者さんに対して虫歯や歯周病についての患者教育を遂行している渡辺さん。前に勤務していた歯科医院とは、やり方が異なっていたので、当初は戸惑いもあったようですが、先輩スタッフとの練習とあたたかい指導によって、自信を持って臨床に取り組めるように毎日頑張られています。

これらのことから就職活動に関しては、沢山の歯科医院を見学し、その歯科医院の特徴や歯科衛生士の業務内容をしっかり見ることが大切であると学生達にアドバイスがありました。

新人歯科衛生士としての心構え

以下講演内容を抜粋してご紹介いたします

これから歯科衛生士としても社会人としても初めて経験することが多くなると思いますが、入職初日からできることは「挨拶」「返事」「言葉遣い」「笑顔」です。基本的なことですが、どんなにスキルがあっても、元気が無い人や言い方がきつい人はマイナスなポイントになってしまいます。初めての仕事ができなくて当たり前ですので、先ずは「挨拶」「返事」「言葉遣い」「笑顔」を気をつけて頂きたいです。身だしなみ、清潔感も大切です。歯科医院のイメージに合った髪型やメイクを心がけてほしいです。これは大事なことですが、メモを取る、質問をするというのは凄く大切です。

あと、素直な心と感謝の気持ちです。私自身もそうでしたが、初めてのことで上手くできないことが多く、凹んでしまいますが、その時こそ先輩からのアドバイスを素直に受け入れていただきたいと思います。教えてくださる先輩や来院してくださる患者様がいらっしゃるのは、有難いことですので、感謝の気持ちを忘れないでほしいです。

時間や期限を守ることも大切です。レポートの提出期限や練習の時間を守ることも大事ですが、診療に関しては患者さんのアポイント通りの時間におこなうことが大切になります。患者さんのためを思って、クリーニングの時間を長く取ったとしても、そのオーバーした時間は次の患者さんが待つ時間になってしまいますので、できるだけ患者さんの決められた時間を守るということは大事なことです。初めの頃は、時間が伸びる方も多いと思いますが、なるべく時間を守れるように頑張ってほしいです。

反省は必要だけど落ち込む必要はない

「反省は必要だけど落ち込む必要はない」が私のモットーです。「私がミスをしてしまいました」「私はダメだ」「私はむいていない」「辞めよう」というサイクルに陥りやすいですが、そうしますと仕事が嫌になりますし、出来ない自分が嫌になってしまいます。出来なかった事に関しては、次にどうすれば良いか、分からなければ次にどうすれば良いかを先輩に聞いたりとかして反省はすべきですが、落ち込む必要はないかと思っています。仕事をしていく中で、患者さんや周りのスタッフはもちろん、気にかけなければいけないですけど、やっぱり自分自身のことを一番大事にしてもらいたいです。世の中にはいろいろなタイプの歯科医院がありますので、見学の時点で、自分に合った歯科医院を見つけてほしいです。自分が選んだ歯科医院には誇りを持って、みんなが自分自身の事を好きでいられるような場所を作って頂きたいと思います。

皆さんが来年より素敵な歯科衛生士として、毎日元気に楽しく仕事ができるよう願っています。

「まもる歯科」のロゴには花が添えられています。歯を守ることによって、お口の中が健康になり、美味しいものが食べられるようになります。体も丈夫になって、笑顔が増えます。地域の方々の人生に花を添えられるように、より良い人生を過ごしていただきたいという院長先生の思いが込められた素敵なロゴとなっています。